ライターにおすすめの資格7選!資格取得のメリット・デメリットや勉強方法も解説

ライターとしての活動をサポートしてくれる資格には、どのようなものがあるのでしょうか。
この記事ではライターにおすすめの資格や、資格取得のメリット・デメリット、勉強方法などについて詳しく解説します。

ライターに活かせる資格7選

Webライティング技能検定

「ライター」の中でも、Webライティングの仕事を行う方にオススメしたい資格。
Webライティングの基礎知識や文章作成はもちろん、SEO対策などのWeb系に実務で役立つ内容を学ぶことができます。

難易度としては初心者から中級者向けで、しっかりと学習すれば合格できる資格と言えるでしょう。

費用講座:32,000円
受験費用:6,000円
試験日程月1回オンライン
合格率47.4% ※公式サイトより

公式サイト

Webライティング能力検定

WEBライティング能力検定も上の資格同様、Webライターとして働く際に必要になる知識を学べる資格です。中にはSEOに関する知識も含まれます。

この資格は、とった点数に応じて1級~3級までの等級が決まります。53点以上とることで、3級以上のどれかに認定されます。

費用17,600円(学生は8,800円)
試験日程全国17か所(年によって若干の前後あり)
年1回
合格率点数によって階級が決まる(1級合格率:25~30%)

公式サイト

日本語検定

正しい日本語を使えるかを証明する検定です。海外の方が取得しているイメージがありますね。
1級から7級まで細かくレベルが分かれており、だいたい5級が小学校卒業レベルほどになります。社会人でライターを仕事にしたいという場合は、2級以上を目指したいところです。

問題は「語彙」「文法」「敬語」「言葉の意味」「表記」「漢字」の6領域から幅広く出題されます。どれかに偏ることなく、すべてを網羅的に学習する必要があります。

費用1級:6,800円
2級:5,800円
3級:4,300円
4級:3,000円
5級:2,300円
6・7級:2,200円
試験日程47都道府県で実施
6月と11月の年2回
合格率3級で約44%

公式サイト

文章読解・作成能力検定

文章読解・作成能力検定は「文章検」と略され、文章の理解力と作成力を評価する資格です。
文章の構成力、表現力、論理力などを高め、読者に分かりやすく伝えられるような文章を作成できるようになります。まさにライターに必要となるスキルを身につけられるということです。

3級が高校レベルと記載されているので、社会でライティングの仕事をする場合は準2級以上、できれば2級の取得を目指したいところです。ちなみに2級で出題される語彙問題は、漢検2級程度の難易度とのこと。

費用2級:4,000円
準2級:3,000円
3級:3,000円
4級:2,000円
試験日程区分よって実施日が異なり、年6回(2級のみ年1回)
東京、名古屋、大阪の3会場
合格率非公開

公式サイト

ビジネス著作権検定

ビジネス著作権検定は、ビジネスの現場で必要となる著作権に関する知識を問われる検定です。
ライターをする上で役立つことはもちろんですが、オンライン上でさまざまな情報に手が届く今、誰しもが知っておいて損はない内容になります。

特にイラストや音楽、デザインなどのクリエイティブに直結するようなイメージがあると思いますが、ライターも記事内に挿入する画像・動画を選ぶ機会などがありますし、著作権について知っていると、実務に役立つはずです。

費用初級:5,300円
上級:8,200円
試験日程年3回実施
オンライン受験
合格率62.86%(2022年度平均合格率)

公式サイト

日本漢字能力検定(漢検)

いわゆる「漢検」です。学生時代にとったという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
1級~10級までに区分が分かれており、だいたい準2級が高校生くらいの目安になります。つまり社会人であれば、2級以上を目指して学習したいところです。

漢検をとることで漢字の読み書きだけでなく、多くの単語とその意味を知ることになり、ボキャブラリーの幅が広がります。
ライターをする上で、必ず役立つといえる資格でしょう。

費用1級:6,000円
準1級:5,500円
2級:4,500円
準2・3級・4級:3,500円
5級・6級・7級:3,000円
8級・9級・10級:2,500円
試験日程年3回
全国47都道府県の主要都市で開催
合格率1級:9.0%
3級:46.9%

公式サイト

WEBライター検定

WEBライター検定は、クラウドワークスが実施している検定です。
基本となる3級は、無料で受験することができます。

検定に合格すると、クラウドワークスのプロフィールに表示されるようになるので、仕事を探す際に力になってくれます。クラウドワークスでライターの仕事を探している方にとって、取得のメリットが大きい資格です。

費用1級:25,000円
2級:10,000円
3級:無料
試験日程オンライン
合格率50%前後

公式サイト

ライターが資格を取得するメリット

スキルアップにつながる

資格取得は単に資格を得るだけでなく、学習を通してスキルアップにつながります。
文章作成の基礎知識やテクニックを習得することで、より質の高い文章を作成できるようになり、クライアントからの評価も高まるでしょう。

自分のライティングスキルがどれくらいなのかを測るのは難しいことですが、資格を持っていると「その資格で学べる知識やスキルは習得済み」ということがハッキリと証明できます。

自分の自信にも繋がるため、資格を取得しておいて損はないといえます。

他のライターとの差別化を図れる

ライティング業界は競争が激しく、多くのライターが活躍しています。資格取得は、他のライターとの差別化を図るための有効な手段です。

特にライターになりたての方は実績がまだないため、なかなか案件が決まらなかったり、転職先が決まらなかったりします。経験豊富な人材のほうが、仕事が決まりやすいのが現実です。
そんな中で資格を持っていると「スキルがある人」として捉えてもらえるので、仕事を決める際に優位になります。

ライターが資格を取得するデメリット

コストがかかる

資格取得には、試験費用や学習費用などの経済的な負担がかかります。試験会場が遠方の場合は、交通費・宿泊費なども別途かかることになります。

費用対効果をしっかりと見極め、自身の経済状況に合わせて資格取得を検討するようにしましょう。

実務とギャップがある場合も

資格取得はライティングスキル向上に役立ちますが、必ずしも実務に直結するとは限りません。
資格取得だけでは、クライアントのニーズを理解したり、実践的な文章作成スキルを習得したりすることはできないためです。

「資格取得できればオッケー」というものではなく、資格はあくまでもスキルアップのためのツールです。実務経験を通して、さらにスキルを磨いていく必要があります。

資格取得のための勉強方法

テキストや参考書を活用する

まずはテキストや参考書で勉強する方法です。
書店には、資格試験に対応したテキストや参考書が数多く販売されています。教材を活用して勉強を進めるのは、独学の基本の方法といえます。自分のペースで資格の知識を習得していくことができるでしょう。

また、過去問を解くことで試験の傾向を把握し、弱点克服に役立ちます。
資格によっては公式から過去問の教材が出ていることもあるので、受けたい資格について調べてみてくださいね。

書籍は図書館でも見つかることがあるので、まずは図書館で探して読んでみるのもオススメです。コストをなるべくかけずに資格を取得したい方は、図書館を活用しましょう。

オンライン講座で学ぶ

近年では、オンライン講座で資格取得のための学習をする人も増えています。
オンライン講座は、自宅にいながら自分のペースで学習を進められるため、忙しい人でも無理なく学習できるのがメリットです。

講師陣のプロフィールなども公開されていることが多く、安心して信頼できる講師から学ぶことができます。資格のための知識だけでなく、実践に関することも教えてくれる場合もあるので、取得後の実務にも役立てることができるはずです。

オンライン講座を選ぶ際は、自分の学習スタイルや目標に合った講座を選ぶようにしましょう。

まとめ

ライターにとって、資格はスキルアップや信頼性の向上に役立ちます。
取得には費用や時間がかかることも事実ですが、確実にスキルを身につけることができ、案件獲得や転職活動の際に役立つはずです。
自身のキャリアプランを考えて、最適な資格を選ぶようにしましょう。