フリーランスとして働く主婦の方は、どのような働き方をしているのでしょうか?
今回は、実際にフリーランスの働き方をしており、弊社でデザイナーとして活躍する高田さんに、お話を伺いました。
はじめに|仕事内容や働き方について
高田さん、よろしくお願いします!
でははじめに、現在行っている仕事の内容について、可能な範囲で教えてください。
「よろしくお願いします!
LPの新規作成や既存LPのセクション追加、ABテストを伴う改善、情報を更新するなどの改修・運用作業などを行っています。
また広告用動画の作成や各種バナー画像の作成、サムネイル画像の作成なども担当しています。」
めちゃくちゃ幅広く担当されていますね!「デザインを制作して終わり」ではなく、その後のABテスト・運用までやられていると。
そのようにマーケティングや運用までデザイナーが担当するケースは、フリーランスでは多いんですか?
「人によると思いますが、業務委託での案件となると、運用まで担当することも多いと思います。そのほうが単価も上がりますし、リピート獲得のための武器になったりもします!」
なるほど。動画制作もされているとのことですが、「動画制作」と「Webデザイン」では、別の仕事のように感じます。もともと動画制作もされていたのでしょうか?
「全く経験がなく、初めてでした。OALの武器としても動画広告を今後増やしていきたいというお話なので、興味があるか聞かれた際にぜひやってみたいとお伝えし、代表に教わりながら制作を始めました。」
新たな取り組みだったのですね。
「確かに作業内容としては別になるのですが、“広告クリエイティブ”の面で言うと延長線上にあるような形だと思います。バナー広告から動画広告へ最近増えていっている背景もあります。」
なるほど、動画編集もできるデザイナーが、今後ますます重宝されそうですね。
たくさんのタスクをお持ちのように見えますが、現在はどんな時間帯に稼働されてますか?
「平日11時〜17時の間に稼働しています。」
現在の稼働時間には満足していますか?
「満足しています。4歳の娘は幼稚園登園+延長保育の時間帯、そして2歳の娘の育児をしながら、無理なく働くことができています。」
まさに育児と仕事の両立ですね!「無理なく働く」というところがミソですよね。
「はい。欲を言えば、自身の問題なのですが…稼働時間の中で、もっと作業の効率化をして、担当案件を増やしていきたいです。」
十分たくさんの仕事をこなしているように見えますが…!
フリーランスは自分で案件を取ることになり、より多くの収入を得るためには、作業の効率化が非常に重要になります。効率を重視できる人に向いている働き方といえるでしょう。
フリーランスになったきっかけとは
高田さんは、いつ頃からフリーランスとして働き始めたのでしょうか?
「2022年11月頃からです。」
ちょうどコロナ禍の頃ですね。フリーランスの働き方に興味を持ったきっかけは何かありましたか?
「もう覚えていないのですが…コロナ禍で“在宅ワーク”の流れが増えたことが興味を持ったきっかけだったと思います。」
なるほど。「在宅で働ける仕事なら」ということですね。それまでは別のところで働かれていたのでしょうか?
「はい、家具インテリア企業で正社員として、満員電車に揺られて通勤していました…。妊活を機に2020年の夏に退職したので、仕事のブランクは約2年半弱あった感じです。」
ブランクがある中でフリーランスとして社会復帰するのは、なかなか不安だったのではないでしょうか?
「元々Adobe系のソフトは操作経験があったのですが、今思うとなかなか大したスキルも知識もない状態で始めていたな、と思います。」
その頃は「怖いもの知らず」というか、「とりあえずやってみよう!」の精神が大きかったんですね。なにか新しく学習したことなどはありましたか?
「独学でWEBデザインの勉強をして、資格を取得しました。元々持っていた知識に加えて、コーディングについて学びました。今業務で活きているものは、フリーランスで仕事をしながら学んだことが大半です。」
フリーランスは、仕事をしながら知識やスキルを身につけていけるのが大きな特徴。そして経験や実績が、さらに次の仕事へと繋がっていくのが、この働き方の醍醐味ですよね。
さらに継続的に学習していくことで、仕事の幅がどんどん広がっていくのが魅力といえます。
デザインに対して日々アンテナ!現在の仕事について
実際にフリーランスとして働いてみて、事前に想像していたこととの間に感じたギャップはありましたか?
「あまりないような…。自分が頑張れば案件や収入は増やせるし、そんなに仕事に対してのギャップはないかな、と思います。」
フリーランスの働き方についてはいろいろ情報も出ているし、「事前情報の通り」みたいな感じですかね。
「はい、ただ人とのつながりが希薄になりがち…悪く言えば孤独との戦い…笑 なことは、始めてから気づいたマイナスポイントでした。」
そうですね、自社のメンバーやクライアントとのやり取りはありますが、基本的にビジネスオンリーになりますね。
正社員であれば同僚と雑談する機会もそれなりにあるものですが、フリーランスはどうですか?
「正社員と比べるとはるかに少ないですね…。デザイナー同士の繋がりがあって、月1回ほど業務連絡の延長で少しだけ雑談を交えてたくらいです。」
月1でも雑談の場を設けるのはプラスになりそうです。
「はい、あとはWebデザインスクールや同業の繋がりなど、他のコミュニティで情報収集や雑談をできるようにはしています!」
モチベーションを保つためにも、人との関わりを持ち続けることは大事ですね。
高田さんは、得意な分野や専門領域などはありますか?
「物販でなくサービス関連のデザインや、ビジネス向きのフラットなデザインなどが得意です。」
toB向きのデザインがお得意なのは、強みですね!
逆に、ご自身が苦手と感じる分野や、今後さらに伸ばしていきたいスキル、身につけたい知識などはありますか?
「物販向けのデザインや、美容系などの女性に特化したデザインがあまり経験がなく苦手分野だと思います。単発案件に応募したりして制作経験を積んで、業務の幅を広げていきたいです。」
なるほど。やはり実務を通して経験を積むことが、自分の糧となりますよね。
現在学習していることもあったらお聞きしたいです。
「デザイン参考まとめサイトで他のLPデザインを見たり、インスタグラムなどでスキルを発信するアカウントをフォローしています。日々アンテナを張っていますね。あと、コンペに応募して、制作経験を増やしています。」
コンペ応募について、よくスキルを伸ばすためにいいと聞きますが、具体的にはどのようにプラスになるものですか?
「応募自体はダメ元でするので、“練習”の役割が強いです。架空でなく実践で練習できるし、制作実績が増やせて、それをポートフォリオにも載せられます。
案件応募の際にリサーチするので、その案件の業界の知識が増やせるし、デザインの引き出しも増やせます。
コンペによってはフィードバックがもらえて、自分の立ち位置が見直せるというメリットもありますね。」
すごい、想像よりもメリット尽くしでした。それはぜひ挑戦していきたいところですね。
いろんな業務をこなしていますが、活用しているツールやソフトウェアはありますか?
「GeminiやChatGPTなどのAIツールを使っています。LPのコーディングでうまくいかない際や、デザインソフトの操作で困った際に相談しています」
なるほど。AIがどんどん発達しており、画像生成なども可能になっていますが、デザイナーとしては「AIでデザインができる」ということに対して、どのようにお考えですか?
「素材として、欲しい画像や動画が生成できたりと、時短につながる点が多いです。
最初はAIで自動化されてしまい、仕事がなくなるのかな、といった不安もありましたが…結局現状は50点以下のものしか出てきていない印象です。」
そのまま使えるようなものが生成されることは稀なんですね。
「とりあえずの形にはできるけど、訴求内容がデザインに反映できていなかったり、デザインとしては精度が低いなと。なので頼れるところは上手く使って、並走することで、作業時間の短縮に繋げていきたいと思っています。
あとは、AIが意図せず著作権侵害をする可能性もあるので…著作権のところは今後特に注意していかなきゃなと感じています。」
AIが普及していますが、現状デザイナーがとって代わられるということはないでしょう。デザイナーに限らず、AIは便利なツールのひとつであり、人の仕事を奪うツールではないことは念頭に置いておきたいところですね。
使い方次第で、とても強力な“仕事の相棒”になります。
収入面でのお悩みに迫ります
ではここから少し踏み込んで、収入面についての質問をしていきます。
高田さんは、現在の収入に満足していますか?
「はい、満足しています。」
いいですね。フリーランスになる際、収入面の不安を抱える方が多いので、満足できているとの声は励みになると思います。
「現時点では満足していますが、子供が登校・登園となり時間ができるタイミングには、収入を増やしたいと思っています。」
わりと近い将来のお話ですよね。すでに工夫していることなどは何かありますか?
「はい、数年先になります。今は直接案件を増やすために、WEBスクールでデザインについての受講をしています。」
スクールでも学習中なんですね。フリーランスは常に学習をして、スキルを向上させたり最新情報について詳しくなっておくことが重要ですよね。
お仕事は主にどのように探していますか?
「ココナラやクラウドワークスなどのプラットフォーム、WEBスクール対象者に向けたコンペなどの公募案件への応募などで探しています。」
現在のフリーランスとしての働き方に関して、何か悩みや不安があれば教えてください。
「企業就職とは異なり、自分の時間を大きく増やしたからといって、収入がそのまま伴うわけではありません。案件を増やすために自分で動いて獲得してこなければいけないなど、事前に基盤を作っておく必要があり、そこが難しいところと感じています。」
まずは案件を獲得するところからですよね。それができないと、収入はなかなか伸ばせないです。
仕事のモチベーションを維持・向上させるために、ご自身で工夫していることなどはありますか?
「仕事面や収入面で自分の目標となる方の話を聞いたり、オンラインコミュニティに参加したりしています。」
フリーランスは孤独になりやすいともいわれていますが、オンラインコミュニティがあれば孤独感も薄れそうですね。高田さんは仕事上の課題や悩みについて気軽に相談できる相手はいますか?
「はい、います。それから、コンペなどのフィードバックをもらえる場への応募も、モチベーションの向上に繋がっています。」
フリーランスはフィードバックがもらえる機会がなかなかないので、そのような場を設けることはモチベーションアップのためにとても重要になりますね。
自分の現在の市場価値やスキル、得意・不得意の把握にもなりますし、外部との関わりを持つ工夫は、フリーランスを長く継続するためのコツとなります。
おわりに|フリーランスに興味がある方へのメッセージ
最後に、これからフリーランスを目指す方や、フリーランスに興味がある方に向けて、メッセージやアドバイスをお願いします!
「“正社員の代わり”だとだいぶハードルが上がると思いますが(個人的には少なからず下積み期間が発生すると思います)、バイトやパートの代わりレベルだと、きっと考えるより簡単に実現できると思います!通勤時間がなかったり、日常の隙間時間だったりを使えることなどメリットも大きいと思うので、人生の選択肢の一つとして気軽に挑戦してみてほしいです!」
高田さん、ありがとうございました!
次回は、別の職種の弊社フリーランサーにインタビューをしていきます。お楽しみに!

