未経験からでも、フリーランスを目指す人は増えています。
スキルがなくても始められる仕事はありますが、フリーランスになるための準備やどんな働き方なのか、どのように仕事を開始するのかなど、ステップを理解することが大切です。
この記事では、未経験からフリーランスになる方法や未経験でもできる仕事、収入の目安などについて解説していきます。
未経験からフリーランスになることは可能?

未経験からでも、フリーランスとして独立することは可能です。
最初から生活できるほどの収入を得られるかといえば難しいところですが、未経験からフリーランスとして働き始めた人は少なくありません。
もちろん、会社に勤めている人と比べて安定した収入を得るのは簡単ではありませんが、スキルを身につけたり小さな仕事から経験を積んだりしていき、徐々に仕事を増やしていくような流れになります。
未経験からフリーランスを目指す場合、まずはスキルの学習から始める人が多いです。
フリーランスの仕事は専門的なスキルが求められることもありますが、現在はオンライン講座や学習サービスなどが充実しているため、独学でもスキルを身につけやすくなっています。
例えば、Webライティングや動画編集、Webデザイン、広告運用などは学習がしやすく、未経験からでも実務ができるレベルまで独学で進めやすいです。
まずは基礎的な知識を学び、簡単な制作物や実績を作ることで、仕事に応募できるようになります。
また、最近ではクラウドソーシングなどを通じて、初心者向けの案件が募集されていることもあります。
こうした仕事を通じて実務経験を積みながら、少しずつスキルを高めていく人も少なくありません。
未経験からフリーランスを目指す場合、いきなり会社を辞めて独立するのではなく、副業からスタートする人が多いです。
副業であれば、会社員として安定した収入を得ながらフリーランスの仕事に挑戦することができます。収入面のリスクを抑えながら経験を積めるため、初めてフリーランスの仕事をする人にとっては安心して始めやすい方法です。
副業として続けていくうちに、仕事の進め方やクライアントとのやり取りにも慣れていくため、フリーランスとして働くイメージをつかみやすくなるでしょう。
また、産休や育休で一度仕事から離れた主婦の方が、仕事に復帰する際の働き方としてフリーランスを選択することも増えています。会社員時代に身につけたスキルを活かして、子育てや家事と両立しながら働けるのがフリーランスの魅力です。
副業として経験を積み、スキルや実績が増えてくると、フリーランスとして独立することも視野に入ってきます。
- 継続して案件を受けられるようになる
- 副業収入が安定してくる
- クライアントとの関係が広がる
といった状況になれば、フリーランスとして独立することを検討する人もいます。
フリーランスは会社員と違って収入が安定しないこともあるため、独立するタイミングは慎重に考えることが大切です。副業の段階である程度収入が安定しているか、仕事の見通しがあるかなどを確認しながら判断するとよいでしょう。
未経験からでも、スキルを身につけて経験を積み重ねていけば、フリーランスとして働く道を目指すことは十分に可能です。
未経験からできるフリーランスの仕事を紹介!

まずは、比較的すぐに始めやすいフリーランスの仕事をご紹介していきます。
特別な資格がなくても始められるケースが多く、未経験から副業として挑戦する人も多い分野です。
■Webライター
Webライターは、インターネットの記事やブログ記事などを書く仕事です。
企業のオウンドメディアやブログ記事、商品紹介記事などを作成します。
文章を書くことが中心の仕事のため、パソコンがあれば在宅で始めることができます。
クラウドソーシングなどでは初心者向けの案件も多く、未経験から挑戦する人が多い仕事の一つです。
単価を上げるためには、読みやすい文章を書く力だけでなく、次のようなスキルも身につけていきましょう。
- リサーチ力
- 構成作成
- SEOの基本知識
■SNS運用代行
SNS運用代行は、企業や店舗のSNSアカウントを代わりに運用する仕事です。
主な業務には次のようなものがあります。
- 投稿内容の作成
- 画像の投稿
- コメント・DM対応
- アカウントの分析
SNSを普段から利用している人であれば、比較的イメージしやすいでしょう。
投稿内容を作成するために、SNS用のライティングと、簡単な画像や動画の編集作業が求められます。
ただし、ただ投稿するだけではなく、フォロワーを増やすための工夫や、SNSのアルゴリズムへの理解なども必要になることがあります。そうなるとSNSマーケターとして、ステップアップが可能になります。
SNSが好きな人や、マーケティングに興味がある人には向いている仕事です。
■データ入力
データ入力は、指定された情報をパソコンに入力する仕事です。顧客情報の入力やアンケート結果の入力、商品情報の登録などの作業があります。
パソコンの基本操作さえできればだれでも始めやすく、未経験から始めやすい仕事です。
特別なスキルは必要ないことが多いですが、正確に入力することや、コツコツ作業を続ける集中力が求められます。
簡単に始めやすい分単価が比較的低く、また基本的に同じ作業の繰り返しになるので、新しいスキルを伸ばしていくことは難しいです。そのため副業をまず始めたい人、少しずつ収入を得たい人に向いています。
■事務代行(オンライン秘書)
オンライン秘書は、企業や個人事業主の業務をオンラインでサポートする仕事です。
例えば次のような業務があります。
- メール対応
- スケジュール管理
- 資料作成
- データ整理
- 人事・採用業務
事務職の経験がある人にとっては始めやすい仕事です。コミュニケーション能力や、パソコン操作のスキルがあると仕事を進めやすくなります。長期の案件も多く、安定した副業として取り組んでいる人もいます。
スキルがない状態でも始めやすいフリーランスの仕事内容については、以下の記事でも詳しく紹介しています。ぜひ参考になさってください。
次に、ある程度スキルを学べば未経験からでも挑戦できる仕事を紹介します。
実務ができるまでには学習期間が必要ですが、単価が比較的高い仕事も多い分野です。
■Webデザイン
Webデザインは、Webサイト全体のデザイン設計や、バナー広告・サムネイル作成といったデザインを制作する仕事です。
例えば次のような制作を行います。
- Webサイトのデザイン
- バナー広告
- SNS画像
デザインツールの操作やデザインの基礎知識を学ぶ必要があります。
主に使われるツールにはPhotoshopやIllustrator、Figmaなどです。これらを実務レベルで扱えるようになれば、Webデザインの案件に挑戦していけるでしょう。
デザインスキルを身につければ在宅で案件を受けることもできるため、フリーランスとして働く人も多い分野です。
■動画制作
動画制作は、YouTube動画やSNS動画などを編集する仕事です。
企業が動画コンテンツを活用してマーケティングをすることが増えているため、動画編集の需要も年々高まっています。
主な編集作業には次のようなものがあります。
- カット編集
- テロップ挿入
- BGM追加
- エフェクト
動画編集ソフトの操作を学ぶ必要がありますが、オンライン講座などで学習してから仕事を始める人も多くいます。
有料のソフトが必要となるケースが多いですが、無料のスマホアプリで簡易的にソフトの使い方を体験することも可能です。
また、編集だけでなく、動画の構成から求められるケースもあります。
対応する範囲が広がると、その分単価も上がります。
■SNSマーケティング
SNSマーケティングは、SNSを使って商品やサービスを広める仕事です。
SNS運用代行は、マーケターの指示に沿って運用代行をしていくことになりますが、その上流工程であるマーケティングを担当することになります。
- フォロワー分析
- 投稿戦略の設計
- 広告運用
- 集客導線の設計
などを行いながら、SNS運用担当者と連携をとって進めていきます。
マーケティングの知識が必要になるため、学習は必要ですが、企業からの需要が高い分野でもあります。
最後に、専門的なスキルが必要なフリーランスの仕事です。
学習期間は長くなることが多いですが、その分単価が高い仕事も多い分野です。
■プログラミング
プログラミングは、Webサイトやアプリなどを開発する仕事です。
プログラミング言語を用いて、クライアントの意向や指示に沿って開発を進めていきます。
プログラミングを用いる仕事内容は、
- Webサイト制作
- システム開発
- アプリ開発
などがあります。
プログラミング言語の学習が必要になるため、習得までには時間がかかることもあります。学生時代から専門として学んできた人が多く活躍しているジャンルです。
ただし、オンライン学習サイトなども充実しており、未経験からでも学習次第でスキルを身につけられます。プログラミングが必要となる案件は、基本的に高単価です。
■Webマーケター
Webマーケターは、インターネットを使って商品やサービスの売上を伸ばす仕事です。
主な業務には次のようなものがあります。
- SEO対策
- Web広告運用
- アクセス解析
- コンテンツマーケティング
マーケティングの知識やデータ分析のスキルが必要になるため、未経験から始めるには学習が必要です。
ただし、企業の需要が高く、経験を積めば高単価の案件を受けることも可能です。
重要なポジションであるため正社員を募集していることが多い分野ですが、探すと業務委託契約が可能な案件もあり、フリーランスでも挑戦できる内容です。
フリーランスが挑戦できる仕事はたくさんあるので、その中から自分が興味を持って取り組める分野や、これまでの経験とマッチしている仕事を探してみてくださいね。
未経験からフリーランスになる方法・流れ

まずは、どの仕事を目指すのかを決めることが大切です。紹介してきたようにフリーランスにはさまざまな職種があり、それぞれ必要なスキルや仕事内容が大きく異なります。
自分の興味や得意なことを考えながら、挑戦したい仕事を選びましょう。
未経験から始める場合は
- 学習コストが高すぎない
- 案件数が多い
- 副業から始めやすい
といった観点で仕事を選ぶのも一つの方法です。
まずは一つの分野に絞ってスキルを身につけることで、仕事を探しやすくなります。
職種を決めたら、必要なスキルの学習を進めていきます。
最近ではオンライン講座や動画教材などが充実しているため、独学でもスキルを学びやすくなっています。
学習を進めながら簡単な作品やサンプルを作り、実践的なスキルを身につけていくことが大切です。
ある程度スキルが身についてきたら、実際に仕事に応募していきます。
最初から高単価の案件を狙うのではなく、初心者向けの小さな案件から挑戦しましょう。
クラウドワークスのようなクラウドソーシングサイトや、副業案件サイトを探すのが一般的です。
最初は応募してもなかなか採用されないこともありますが、プロフィールを充実させたり、提案文を工夫したりすることで採用される可能性が高くなります。
小さな案件でも実務経験を積むことが、フリーランスとしての第一歩になります。
仕事を受けることができたら、丁寧に対応して実績を積み重ねていきます。
フリーランスの仕事では、実績や評価がとても重要です。
- 納期を守る
- 丁寧なコミュニケーションを心がける
- クオリティの高い成果物を提出する
といった点を意識して、クライアントからの信頼を得ていきましょう。
評価が増えてくると、次の案件にも応募しやすくなり、継続して仕事を依頼してもらえることもあります。
実績が増えてくると、少しずつ案件を受けやすくなり、仕事の幅も広がっていきます。
そうなってきたら、収入を安定させることを意識していきましょう。
継続案件を増やしたり単価の高い案件に挑戦したりして、収入を伸ばしていくことを目指していきましょう。
安定までは時間がかかるものなので、少しずつステップアップしていきましょう。
未経験者が案件を獲得する方法
実績がない状態では案件を獲得するのが難しいと感じることもありますが、初心者でも仕事を見つける方法はいくつかあります。
- クラウドソーシングサイト
- 副業・フリーランス向けの求人サイト
- SNSを活用して仕事を探す
- 知人や人脈から仕事を紹介してもらう
どんなジャンルの仕事を行うかにもよりますが、一般的なのはこれらの方法になります。
未経験者が最初の案件を探す方法としてよく利用されているのが、クラウドソーシングサイト。企業や個人が仕事を募集しており、応募することで仕事を受注できる仕組みになっています。
初心者向けの案件も多く、実績がない状態でも仕事に応募しやすいのが特徴です。
副業向けの求人サイトは、即戦力を求めている案件が多く、経験や実績が増えてきたら挑戦したい仕事になります。
詳しい案件獲得方法については、以下の記事にて紹介しています。
未経験フリーランスの収入目安

フリーランスとして活動を始めたばかりの頃は、まだ実績が少ないため、案件を獲得するのが難しいものです。最初の数か月は収入がほとんどない場合もあります。
例えば、次のようなケースも珍しくありません。
- 初月は案件が取れず収入が0円
- 小さな案件を受けて月数千円程度
- 月1万円〜3万円ほどの副収入
この時期は収入よりも、まずは案件の応募に慣れること、そして仕事の進め方を覚えて実績や評価を増やしていくことを意識して、経験を積むことが重要になります。
少しずつ慣れてきて、継続案件が決まったり、単価の高い案件に挑戦したりできるようになります。
月数万円、作業時間によっては月10万以上を稼げるようになっていくでしょう。
もし2年以上経つけど収入が安定しないという状況でも、諦めずに案件探しを継続しましょう。条件に合う案件が決まるかどうかは、自分のスキルだけでなく運とタイミングが重要になるので、焦らず実績を積み重ねていくことが大事です。
継続して仕事を依頼してくれるクライアントが増えると、収入も安定しやすくなります。
この時期になってくるとだんだん自分の得意分野や興味があるジャンルが分かるようになり、専門性を高めていく人も多いです。
スキルや実績が十分に増えてくると、フリーランスとして独立することを検討する人もいます。
独立後の収入は個人差が大きいですが、仕事が安定している場合は会社員と同じくらい、またはそれ以上の収入を得る人もいます。
月20万以上、エンジニアなどの高い単価の仕事になると、月50万以上の案件も見つかるようになります。
ただし、フリーランスは会社員と違い、仕事量によって収入が変動することがあります。
案件が少ない時期には収入が下がる可能性もあるため、数か月程度暮らせるレベルの貯金があれば安心です。そして継続的に仕事を獲得していくことが重要になります。
未経験フリーランスが失敗しないためにできる工夫
フリーランスは思うように仕事が取れなかったり、収入が安定しなかったりして、途中で挫折してしまう人もいます。フリーランスは自由度の高い働き方ですが、その分、自分で仕事を探し、働き続けられるような工夫が必要になるのです。
ここでは、未経験フリーランスが失敗しないために意識しておきたい工夫を紹介します。
未経験からフリーランスを目指す場合、まず「どのスキルで仕事をしていくのか」を明確にすることが大切です。フリーランスの仕事にはさまざまな種類があり、分野によって必要なスキルや学習内容が大きく異なります。
最初からいくつもの分野に手を広げてしまうと、学習が中途半端になりやすく、仕事につながりにくくなることがあります。
そのため、まずは一つの分野に集中してスキルを身につけることが重要です。
自分の興味や得意なこと、これまでの経験なども参考にしながら、どの分野で仕事をしていくのかを決めると、学習の方向性もはっきりしてきます。
未経験の段階では、案件に応募してもすぐに採用されるとは限りません。
実績が少ない場合は、応募してもなかなか仕事が決まらないこともあります。
そのため、最初の段階では「数回応募してダメだったから諦める」のではなく、継続して応募していくことが大切です。
未経験からフリーランスを目指す場合、学習や案件応募を続ける中で、思うように成果が出ない時期もあります。特に最初の頃は、案件が取れなかったり、収入がほとんど得られなかったりすることもあるでしょう。
そのような状況の中でモチベーションが下がってしまい、途中で諦めてしまう人も少なくないので、継続するための工夫をしておくことも大切です。
例えば
- 学習時間を決めて習慣化する
- 同じ目標を持つ人と情報交換する
といった方法があります。
最初から大きな成果を求めすぎず、「スキルが少しずつ身についている」「応募の経験が増えている」といった小さな成長にも目を向けることが大切です。
また、仕事について気軽に話せる相談相手がいれば、モチベーションを保ちやすくなります。
未経験フリーランスのよくある質問
生活できるレベルの収入でいうと、どのくらい稼働するか、どんな仕事をするかなどの条件によって異なりますが、だいたい半年~2年ほどが平均です。
まずは副業レベルでのスタートであれば、初月から数千~数万円は稼げることが多いでしょう。
どのくらい稼げれば良しとするかは、人によって異なります。
まずは自分にとっての安定ラインを決め、その目標に向けてのロードマップを作成してみましょう。
詳細は以下のページにて解説しています。
フリーランスの仕事であれば、子育て中でも始めることができます。育児の合間に、自由に使えるような空き時間が出てくるようになったら、仕事を始めることを検討してもいいかもしれません。
両立しながら働くことになるので、時間が決まってないことや在宅であることなど、条件は限られてくるでしょう。
まずはやりたい仕事の学習からスタートするのもいいですし、産休前の経験やスキルを活かした仕事を探すのもOK。条件に合う仕事は、探せばきっと見つかるはずです。
子育て中でも始めやすい仕事については、以下の記事にてご紹介しています。
まとめ
未経験からでも、フリーランスとして働くことは十分に可能です。
ただし、いきなり安定した収入を得られるわけではなく、スキルの学習や案件応募、実績作りなどを積み重ねていくことが重要になります。
初心者が挑戦しやすい仕事も見つかるので、まずは仕事にしたいスキルを定めるところから始めてみましょう。

