約20年の正社員時代を経て独立!AIツールを使いこなすオンライン秘書【第四回・現役フリーランスにインタビュー】

フリーランスとして働く主婦の方は、どのような働き方をしているのでしょうか?

今回は、実際にフリーランスの働き方をしており、弊社でバックオフィスを中心に働く中林さんに、お話を伺いました。

はじめに|仕事内容や働き方について

中林さん、よろしくお願いします!
でははじめに、現在行っている仕事の内容について、可能な範囲で教えてください。

「よろしくお願いします!
オンライン秘書として、スライド資料の作成や研修事務局業務を中心に、オウンドメディアのアイキャッチ作成・記事更新・請求業務など幅広く対応しています。」

私が入社する際にも、中林さんにはお世話になりました。

「こちらこそ!OALでは採用人事を中心としたバックオフィスを担当し、現在は新たにスクール事業やコミュニティ運営の立ち上げにも携わっています。」

新たな事業の立ち上げにも関わられているんですね。やりがいが大きそうです!

「はい。一つの業務にとどまらず、“仕組みづくり”や“人と学びをつなぐ部分”に関われるのがやりがいです。」

やりがいをもって働くことは、フリーランスに限らず大事ですよね現在はどんな時間帯に稼働されてますか?

「平日を中心に、主に8:30〜17:00頃まで中抜け・細切れもありながら作業しています。
家庭の都合に合わせて日によって調整したり、納期やスケジュールに合わせて夜間や土日に作業を行うこともあります。」

夜間などに作業されることもあるんですね!差し支えなければ、すべての仕事を含めた月の平均稼働時間をお聞きしてもいいですか?

「60~100時間ほどでしょうか。月によってかなり変動があります。」

現在の稼働時間には満足していますか?

「はい、子どもの予定や家庭との両立を考えると、今の働き方はちょうど良い面もあります。
ですが一方で、もう少し集中して取り組める時間が確保できれば、仕事の幅を広げられるとも感じています。」

十分幅広く対応されているように思いますが…!理想を言えば、もう少し稼働時間を増やしたいということでしょうか。

「はい。やりたいことや学びとのバランスをどう取るか、今後のテーマのひとつです。」

時間をやりたいことや学びにどれだけ時間を割くかも含めて、働き方のバランスそのものを自分で決められるのが、フリーランスならではですよね。そこがフリーランスの難しさでもあり、面白さでもあります。

往復4時間通勤の正社員時代…フリーランスになったきっかけとは

中林さんは、いつ頃からフリーランスとして働き始めたのでしょうか?

「2023年4月頃です。」

フリーランスの働き方に興味を持ったきっかけはなにかありますか?

「家族のキャリアチェンジで東京から九州へ移住したことを機に、どこに住んでいても続けられる働き方を真剣に考えるようになりました。
これからも暮らす場所ややりたいことなど、ライフステージに応じて変化していく生き方を大切にしたいと思い、場所や時間に縛られず、自分のペースで働けるフリーランスという選択に自然と惹かれました。」

現在は九州からリモートワークをされているんですね。東京からの移住だと、かなりギャップが大きそうです。

「その前の企業勤務時代は、約20年間、都内で働いていました。通勤に往復4時間かかる生活が続いていました…。」

往復4時間は大きいですね。私も都内で企業勤務していた頃、片道1時間超えは当たり前でした。通勤時間がなくなることは、リモートワークのメリットだといえますよね。

「本当にそうですね。特に朝の時間にゆとりができました。」

フリーランスになる際に不安だったことはなにかありますか?

「当初はそれほど不安はありませんでした。
ただ収入を安定的に得られるかという点や、学校への付き添いなど子どもの予定に合わせてスケジュールを調整しながら働く必要があるので、うまく両立できるかは気になっていました。」

なるほど。対処・解決された方法はなにかあるのでしょうか?

「なるべくスケジュールに余白を持たせるようにしています。タスクを受ける際には期限や内容のボリューム、思考が必要な仕事か単純作業かを見極めて見積もり、無理のない進行ができるよう工夫しています。」

スケジュール調整も仕事のうちですね。よく確定申告など税金の手続きが不安という声もありますが、そのあたりはいかがでしたか?

「税金まわりも少し心配でしたが、調べながら対応できました。」

今ではいろんな情報が調べれば出てくるので、意外とスムーズに手続きできるかもしれませんね。
フリーランスになるために、専門スキルや仕事の進め方などで学習したことや、ご自身で工夫したことはありますか?

「当初は特別な学習はしていませんでしたが、約20年の企業勤務で幅広く経験を積んできたので、それを活かして仕事をしたいという思いがありました。」

20年の経験は大きな武器になりそうです。リモートワークへの不安などはありませんでしたか?

「コロナ禍にリモートで働く機会もあったので、オンラインでのやり取りやタスク管理はある程度イメージできていました。」

リモートワークではテキストでのコミュニケーションが主流なので、初めての方は戸惑うこともあるかもしれません。オンラインで仕事をすることについて、事前に調べてイメージを持っておきましょう。

たくさんのAIツールを活用中!現在の仕事について

実際にフリーランスとして働いてみて、事前に想像していたこととの間に感じたギャップはありましたか?

「実際に働いてみて感じたのは、収入を安定させていくために、自分で継続的にスキルアップしていく必要があるということです。」

そこが正社員だったり、パート・アルバイトとの違いですよね。

「はい。会社員時代のように研修や学習の機会が用意されているわけではないので、学ぶ内容も自分で選び、投資していく必要があると思います。」

何を学んで、どんなスキルを伸ばしていくか。そこも仕事のうちですね。
中林さんは、得意な分野や専門領域などはありますか?

「ビジネス系のスライドデザイン、研修・セミナースライドを主軸に活動しています。
PowerPointにしろGoogleスライドにしろCANVAにしろ、使用要点を整理して見やすく図解すること・言葉とデザインを組み合わせて“わかりやすさ”をつくることを大事にしています。」

資料などを作成する機会が多いと思うので、わかりやすさの追及はかなり重要になりそうです。
逆に、ご自身が苦手と感じる分野や、今後さらに伸ばしていきたいスキル、身につけたい知識はありますか?

「動画編集やSNS運用など、発信の領域をより体系的に深めたいと考えています。基本的な作業は対応できますが、マーケティング視点で企画・制作できるようになることを目標にしています。」

なるほど。単に「ツールが扱える」というのではなく、業務で活かせるように学習されているんですね。

「はい。それから生成AIを活用した業務効率化や、ビジュアル作成について深めていきたいと考えています。」

AIツールはどんどん便利になってきてますし、AIツールを扱うことを求められる機会も増えてきましたよね。
上記のスキルや知識を身につけるために、学習していることはありますか?

「動画編集はUdemyやYouTube、SNS運用や生成AIについてはオンラインスクールの講座を受講しました。現在は特定のスクールやコミュニティには所属せず、情報収集や自己学習を中心に取り組んでいます。」

オンラインスクールの受講が完了しているとのことで、かなり学習が進んでいそうですね…!
業務で活用している便利なツールやソフトウェアなどはありますか?

「生成AIは何かしら毎日触れるようにしており、業務の流れの中に自然に浸透させていくことを意識しています。ChatGPT、Gemini、NotebookLM、Felo、Genspark、Midjourneyなどに触れています。」

たくさんの種類を使っていますね!業務ではどのように活用しているんですか?

「自分専用のGPTsやGem、タスク機能を活用した情報収集など、作業の自動化や効率化にも役立てています。アイデア出しや文章の下書き、業務設計、ビジュアル作成、スケジュール調整、メール返信内容の確認、壁打ち、GASコード生成などに活用していますね。」

もはやAIマスターですね…!業務の中にAIが浸透しているように感じます。

「またAIとは少し異なりますが、そのほか作業効率とスピードアップのために、音声入力や2画面モニター環境などを取り入れています。」

業務効率化のための、たくさんの工夫をされていますね。

フリーランスにとって、業務効率化は非常に重要です。改善できれば、その分仕事を増やせて収入アップにも繋がりますし、学習時間にあてることもできるようになります。
そのためにAIツールが活用される機会も増えています。

収入面でのお悩みに迫ります

ではここから少し踏み込んで、収入面についての質問をしていきます。
中林さんは、現在の収入に満足していますか?

「どちらともいえませんね…。理想はもう少し増やしたいのですが、限られた時間の使い方を試行錯誤しているところです。」

収入を安定させたり、向上させたりするために工夫していることがあれば教えてください。

「既存の取引先に対しても、業務の中で新たに担える領域や改善提案がないかを意識的に探し、提案するようにしています。
これまでに、動画編集やWordPressなどプライベートで触れていたことが実務で活かせる場面もあり、その経験が新しい仕事につながったこともありますね。」

プライベートの経験が仕事に繋がるのは、嬉しいですね。
現在のフリーランスとしての働き方に関して、悩みや不安はありますか?

「不安や悩みまではいきませんが、フリーランスの働き方で感じる課題として、体調や家庭の予定の変化によって、思うように作業時間を確保できない時があることです。」

想定していたよりも稼働時間が短くなってしまうこともありますよね。

「はい。柔軟にスケジュールを調整できるのはこの働き方の良さですが、仕事をしなければ収入が減ってしまう現実もあります。最近も体調を崩した際に、改めてその難しさを感じました。」

わかります…。逆に、多少体調が悪くても無理して働いてしまって、ずるずる長引くということもあります(笑)
お仕事は主にどのように探していますか?

「現在は紹介やスカウトからの応募が多いです。今後は自分のメディアを持って幅広い仕事をしていきたいと考えています。」

学習も進めているし、着実にスキルアップしているように思います。
仕事のモチベーションを維持・向上させるために、工夫していることがあれば教えてください。

「モチベーションを保つために、集中とリフレッシュのバランスを意識しています。
業務開始前にはお気に入りのドリンクを用意し、気持ちを整えています。作業中はポモドーロを取り入れて、短い集中サイクルで小さな達成感を積み重ねるようにしています。」

ポモドーロテクニックですね!25分集中+5分休憩を繰り返す手法で、集中力が向上して作業効率が上がるというテクニックです。

「はい。それから、アロマの香りや推しの動画など心地よいものに触れることや料理や家事を挟んで気分をリセットして、前向きに取り組める状態を保っています。」

リフレッシュできる方法が確立されているのは強みですね。
フリーランスは孤独になりやすいともいわれていますが、中林さんは仕事上の課題や悩みについて気軽に相談できる相手はいますか?

「はい、います。」

相談相手がいて、独自のリフレッシュ方法も把握していて。これらがフリーランスにとって、仕事のモチベーションを保つための重要なポイントになります。
フリーランスは孤独に陥りやすいので、やる気が下がらないように自身で工夫するようにしましょう。

おわりに|フリーランスに興味がある方へのメッセージ

最後に、これからフリーランスを目指す方や、フリーランスに興味がある方に向けて、メッセージやアドバイスをお願いします!

「完璧に準備してから始めるより、小さな案件でも副業でも、まず一歩踏み出してみることが大切だと思います。
最初は不安や迷いもあるかもしれませんが、実際に動いてみることで、自分に合うやり方や次の一歩が見えてくるはずです。
何を仕事にしていくかを考えるうえでは、自分の「好き・嫌い」「得意・不得意」を棚卸ししたり、これまでのキャリアを振り返ったりすることも、方向性を整理するうえで役立ちます。
試しながら続けていくうちに、自分のペースや心地よい働き方が少しずつ見えてくると思います。焦らず、自分らしい形を見つけていってください!」

中林さん、ありがとうございました!

フリーランスに興味がある方は、以下のインタビュー記事もぜひご覧ください。
他のフリーランスの人がどんな仕事内容でどんな働き方をしているのか、どんなスキルを持っているのかなど、参考になさってくださいね。