子育てをしながら、すき間時間に仕事をして少しでも稼ぎたい…そのために在宅ワークを始めたいけれど、家事・育児と仕事の両立ができるか不安だという声は多く聞かれます。
実際、在宅ワークは時間や場所に柔軟性がある一方で、子どものお世話との切り替えが難しい面もあります。
この記事では、子育て中でも無理なく在宅ワークを両立する方法や、おすすめの働き方・仕事選びのポイントを紹介します。
子育て中に在宅ワークを選ぶメリット
リモートですき間時間に働くことには、たくさんのメリットがあります。
- 通勤がないから家事・育児との両立がしやすい
- 子どもの急な体調不良にも柔軟に対応できる
- 自分のペースで働ける（スキマ時間の活用）
- 育児しながらスキルアップ・収入アップを目指せる
「いずれ育児が落ち着く頃にまた仕事に戻りたい」と考えている人にとっても、社会に身を置いておくことはプラスになるでしょう。
両立が難しいと感じる原因とは？
まずは、在宅でできる仕事を見つけることへのハードルがあると思います。
特にスキルがないと、まずは勉強するところから始めることになり、ますます仕事を探す段階が遠のきますよね。
そして、いくら在宅であっても、育児をしながら働くのは難しいものです。
子どもの世話と仕事時間の境目があいまいになったり、集中できる環境が整えられなかったり。家族の理解・協力が得にくいというケースもあります。
いざ働き始めたはいいものの、責任感の強い人だと育児にも仕事にも責任を感じてしまい、「どちらも中途半端…」と自分を責めてしまうこともあるでしょう。
つまり「仕事を探すとき・働き始めてから」と2段階のハードルがあり、それが両立が難しそうというイメージに繋がっています。
子育て中におすすめの在宅ワーク5選
育児と仕事の両立は難しいものですが、できるだけ両立しやすい仕事を探せば、不可能ではありません。
ここでは比較的両立しやすい仕事を5つご紹介します。
- Webライター
- データ入力・事務代行
- オンライン講師
- ハンドメイド販売
- SNS運用
Webライターは、特別な資格なしで始められる仕事です。最低限の文章力があれば、ライティングをすることは可能だといえます。
SEOの知識を持っていたり、コンバージョンを意識した質の高いライティングが可能であれば、さらに重宝されるライターとなります。単価もアップするでしょう。
また、英語など多言語が扱える人は、翻訳の仕事も選択肢のひとつです。
■必要なスキル
読者目線で文章が書ける文章力が求められます。
Webライターは始めやすい分、ライバルが多いです。その中で選ばれるライターになるには、ライティングだけでなくWebに関する知識を多くつけておくのが望ましいでしょう。
■稼働時間
自身のブログ運営などであれば、完全に自分のペースで進められます。
クライアントからの依頼の場合は基本的に納期があるので、納期に遅れることがないよう調整する必要があります。
文章量によって、執筆にかかる時間は異なります。SNS用のテキストなど短文の場合は、慣れれば1案件30分ほどで作成できますし、5000文字を超える長文などを書くためには、数日かかると見たほうがよいです。
■収入目安
テキスト量などによって異なりますが、月数千円～数万円ほどになることが多いです。
データ入力や事務代行は、PCさえあれば取り組むことができます。
アルバイトやパートに課せられる業務は簡単な作業がほとんどなので、特別なスキルを持っていないという人にもオススメできる仕事です。
■必要なスキル
PCでのタイピングが必要です。
最低限のワードやエクセルの操作を求められることもあります。
■稼働時間
週何回、1日数時間と決められていることが多いです。
■収入目安
時給いくらと決まっていることが多く、月数万円ほどになるでしょう。
なにかのスキルが人に教えられるくらい身についており、教育や指導が好きな人におすすめです。
オンライン講師は、英語・プログラミング・ピアノなど、自分の得意分野を活かしてレッスンを行います。最近では、主婦やママ向けの「在宅講師求人」も増えています。
■必要なスキル
指導するジャンルに関する詳しい知識が必要です。
人になにかを教えること・話すことに苦手意識がない人が向いています。
■稼働時間
週1回・1時間の講習のように、曜日と時間が決まっていることが多いです。
スケジュールも立てやすいといえます。
■収入目安
1レッスンいくら、というように報酬が決まっていることが多く、行うレッスンの回数によって前後します。
育児と両立しながらであれば、月数万ほど稼ぐことができるでしょう。
手先が器用な人やモノづくりが好きな人にぴったり。アクセサリーやベビーグッズなどを作って、minneやCreemaなどのハンドメイドマーケットで販売する仕事です。
ファン化ができる可能性もあり、育児が落ち着いたあとも、長い目で見て継続的に続けることができます。
■必要なスキル
ハンドメイドのスキルが必要です。
ジャンルはさまざまで、子ども用の洋服やインテリア、アクセサリー作りなど、好きなものを好きな素材から作れます。
■稼働時間
自分のペースで制作を進められますが、購入者とのやりとりや梱包・発送にはある程度手間がかかります。
仕事と思わず、趣味の感覚で作っていけるのも嬉しいポイントです。
■収入目安
販売件数によって、数千円から数万円となるでしょう。
SNS（Instagram、X（旧Twitter）、TikTokなど）を使い慣れている人におすすめ。企業や個人事業主のアカウント運用を代行したり、投稿作成・分析をサポートする仕事です。
「SNS好き」を仕事にできるうえ、トレンドを追うのが得意な人に向いています。
■必要なスキル
SNSの操作に慣れていることの他、SNS受けする文章や画像について知見があることが求められます。
■稼働時間
週何日と決められている場合もあれば、DM対応で毎日短時間のチェックが必要になることもあります。
■収入目安
時給いくらと決められていることが多く、月数万円～稼げるでしょう。
安定のスキルを身につけられるWeb・IT系の知識は、スクールを活用するのがオススメ。
まずは無料カウンセリングを検討してみてくださいね。詳細は以下のリンクから！
初心者でも始めやすい在宅ワークの探し方
在宅ワークの探し方としては、「クラウドワークス」「ココナラ」といった求人サイト・クラウドソーシングは求人数が多く、さまざまな仕事がヒットします。
子育て中の人が安心して活用できるのは、「ママワークス」「しゅふJOB」といったママ向け求人サイトです。
これらのサイトから気になるワードで検索してみて、まずは価格相場や稼働時間をチェックしてみてはいかがでしょうか。そこから条件に合う求人を見つけ、具体的な働き方について確認しましょう。
子育てと在宅ワークを両立する5つのコツ
育児と仕事を両立するのは大変ですが、コツをつかめばバランスを取りながらこなせるようになります。
すぐに実践できるコツを5つご紹介します。
- スケジュールを組んでタスク管理する
- 家族とルールを決めて仕事時間を確保する
- 作業スペースを明確に分ける
- 時短ツール（家電・アプリ）を活用して家事負担を減らす
- 完璧を目指さず「できる範囲」でバランスを取る
まずはタスク管理。「何時から何時の間は作業」というふうに、スケジュールを組んでみましょう。
ToDoリストアプリ（TrelloやGoogleカレンダーなど）を使うと、可視化しやすくおすすめです。
ここで、途中イレギュラーで家事や育児が挟まったとしても、仕事時間が減ったことを責めないようにしてくださいね。できる範囲で行うことが、無理なく続けられる秘訣になります。
家族とルールを決めるというのは、家事の分担や仕事への理解を得ることも含まれます。
「この時間は仕事だから声をかけない」など、ルールを家族で共有しておくことが大切です。子どもにも分かるサインとして、例えば「イヤホンをつけてたらお仕事中」など、分かりやすくしておきましょう。
また、家の中に仕事とプライベートの境界線をつくることも両立のコツです。
作業用のデスクを用意し、“ここに座ったら仕事モード”という場所を決めるだけで、集中力が高まります。
そして工夫したいこととして、「自分がやらなくてもいいことを減らす」ことも重要です。掃除はルンバなどの掃除ロボットを導入して時短したり、献立アプリや宅配サービスなどを活用するのもよいでしょう。
家事にかかる時間を可能な範囲で減らすことで、仕事や育児に時間を割くことができます。
子育てと在宅ワークの両立には、「すべてを完璧にこなそう」とは思わないようにしましょう。
仕事も家事も育児も、“70％できれば上出来”くらいの気持ちで取り組みましょう。完璧を手放すことで、心に余裕が生まれ、結果的にすべてがうまく回りやすくなります。
まとめ：自分らしいペースで働くことが一番の両立
子育てしながら在宅で働いている人は、みんな最初はキツさを感じたと思います。しかしやりながら工夫していき、無理なく継続できるスタイルを自分で探し当てている人がほとんどです。
「不可能」ということはないですし、理想に近い働き方ができる仕事はきっとあるので、まずは求人サイトなどから情報収集してみるのはいかがでしょうか。
子育てと在宅ワークの両立は、最初から完璧を目指す必要はありません。
大切なのは、「自分と家族に合った働き方」を見つけること。焦らず、小さく始めて、続けていくことが一番の近道です。
在宅で安定した仕事をするには、Web系のスキルを身につけるのがオススメです。
まずは無料カウンセリングで、自分に合う仕事について相談してみましょう。
