「フリーランスになったけれど、本当に仕事は取れるのかな?」
「3ヶ月経っても思うように稼げなかったらどうしよう……。」
フリーランスとして活動を始めたばかりの頃は、誰でも不安を感じるものです。SNSでは「初月で月収10万円」「3ヶ月で独立成功」といった体験談を目にすることもありますが、それがすべてではありません。
特に未経験からスタートする場合や、子育て・ブランクを経て仕事復帰を目指す方は、最初から思い通りに仕事が進まないこともあります。
この記事では、フリーランスになって最初の3ヶ月をどのような気持ちで過ごせばよいのか、やるべきことや心構えを紹介します。
フリーランス最初の3ヶ月は「土台づくり」の期間

最初に知っておいてほしいのは、フリーランスになって3ヶ月で安定した収入を得られなくても、まったく珍しくないということです。
フリーランスは会社員とは違い、自分で仕事を探し、応募し、実績を積み重ねながら少しずつ信頼を得ていく働き方です。会社であっても、入社してからの3か月間はまずは仕事を覚え、慣れることを目標にしますよね。
フリーランスも同じで、活動を始めたばかりであれば
- クラウドソーシングへ登録する
- プロフィールを作成する
- ポートフォリオを作成する
- 案件へ応募する
- 新しいスキルを学ぶ
といった準備や行動に多くの時間を使うことになります。
収入だけを見ると「思ったより稼げない」と感じるかもしれませんが、この時期に積み重ねた経験は、今後の活動の土台になります。
焦って結果だけを求めるよりも、「まずはフリーランスとして動くことに慣れる期間」と考えることが大切です。
【1ヶ月目】仕事探しと応募に慣れる
1ヶ月目は、まず仕事を探すことに慣れましょう。クラウドソーシングサイトに登録し、プロフィールを整えたり、応募の流れを覚えたりするだけでも十分な一歩です。
最初は提案文を書くのに時間がかかったり、「この案件に応募してもいいのかな」と迷ったりすることもあると思います。しかし、応募しなければ仕事は始まりません。不採用になることを恐れず、初心者歓迎の案件を中心に少しずつ応募してみましょう。
この時期の目標は「仕事を獲得すること」だけでなく、応募の流れを知ること、どのような案件があるのかを探すことに慣れるようにしましょう。
テスト案件を1件でも受けられたら、かなり順調なスタートです。
【2ヶ月目】小さな実績ができたら大きな前進
2ヶ月目になると、応募にも少し慣れてくる頃です。面談を数件こなしている状態になると思います。
タイミングが合えば、この時期に初めて案件を受注できる方もいます。
しかし、もちろんまだ仕事が決まっていなくても焦る必要はありません。案件との相性や応募のタイミングによって結果は大きく変わるため、「2ヶ月で受注できない=向いていない」ということではないのです。
もし初めて仕事を受けられたら、まずは丁寧に納品することを意識しましょう。高い報酬よりも、「納期を守る」「誠実に対応する」といった基本を大切にすることで、評価や継続依頼につながる可能性があります。
実績が1件できるだけでも、大きな自信になるはずです。実績ができたら、次の仕事に繋げるため、ポートフォリオを更新しましょう。
【3ヶ月目】仕事の流れに少しずつ慣れていく
3ヶ月目になっても、「もう3ヶ月経ったしたくさん稼がなきゃ」と焦らなくて大丈夫です。ここは、仕事の流れに慣れていく時期と考えましょう。
仕事を受けられた方は、クライアントとのやり取りや修正対応、納品までの流れを経験し、少しずつ自分なりの進め方が見えるようになるのが理想です。そして理想の月収を目指していきましょう。
一方で、まだ案件が思うように取れていない方もいるかもしれませんが、それも決して珍しいことではないので、焦らないでOK。職種によって需要や人口が異なりますし、応募を続けながらプロフィールや提案文を改善していけば、少しずつチャンスは広がっていきます。
「3ヶ月経ったのに思うような結果が出ていない」と落ち込むより、「3ヶ月前よりできることが増えた」と、自分の成長に目を向けてみてください。
最初の3ヶ月で大切なのは「収入」より「信用」

フリーランスを始めると、どうしても収入ばかり気になってしまいます。
しかし、最初の3ヶ月で本当に大切なのは、収入よりも信用を積み重ねることです。
例えば、
- 納期を守る
- 丁寧にやり取りをする
- 修正依頼にも誠実に対応する
- クライアントから良い評価をもらう
こうした積み重ねが、次の仕事や継続依頼につながります。
実績が少ないうちは、評価1件や継続案件1件の価値はとても大きなものです。目先の収入だけで判断せず、「将来につながる経験を積んでいる」と考えることで、焦る気持ちも和らぐでしょう。
最初の3ヶ月でやってはいけないこと
フリーランスは、人によって成果が出るまでのスピードが異なります。
スキルや能力の問題だけでなく、自分の経験がマッチする案件と出会えるタイミングも異なりますし、職種によってはなかなか募集が出ないということもあります。
SNSで他の人の成功談を見て焦ることもあるかもしれませんが、自分のペースで進めることが何より大切です。
ただ、どうすれば案件獲得に繋がるかをしっかり考えることも重要。
同じやり方でなかなか決まらないのであれば、プロフィールを見直したり面談での伝え方を練習したりなど、できることから工夫していくようにしましょう。
数件応募して不採用になっただけで諦めてしまうのは、とてももったいないことです。
不採用が続くと否定された気持ちになってしまい、自信を失うこともあると思いますが、実際は否定されたわけではありません。「合うか合わないか」の判断をされただけなので、気持ちを切り替えて次に向かうようにしましょう。
また、プロフィールや提案文を少し見直すだけで、結果が変わることもあります。応募を続けることが、仕事につながる一番の近道です。
「もっと勉強してから応募しよう」と考えているうちに、何ヶ月も行動できなくなってしまう方もいます。
もちろん学ぶことは大切ですが、仕事をしながら学べることもたくさんあります。
募集の条件が「未経験OK」や「初心者OK」という案件であれば、そこで経験を積みながらレベルアップすることを考えての募集なので、はじめからハイレベルである必要はないのです。
逆に「実務経験3年以上」などの条件がついている案件は、即戦力を探しているので、初心者には難しいということになります。
まずはできる案件に挑戦し、経験を積みながら成長していきましょう。
最初の3ヶ月を乗り切るコツ

最初の3ヶ月は、思うように収入が伸ばせなかったり案件を受けられなかったりして、この先続けていけるか不安になる日もあるかもしれません。
そんなときは、「昨日の自分より少し成長できたか」を基準にしてみてください。
例えば、
- 初めて案件に応募できた
- プロフィールを完成させた
- 提案文を書くのが早くなった
- 面談をした
- フリーランスになったことを知人に話した
どれも立派な前進です。
小さな成功を積み重ねながら、自分のペースで進んでいけば大丈夫。継続案件に繋がれば収入が安定してきますが、そのためにまずは単発案件で少しずつ実績を積むのもひとつの道です。
よくある質問
収入はポジションや職種によって大きく異なるため、「3ヶ月で生活できるようになるか」は一概には言えません。
例えば、すでに実務経験のあるWebエンジニアであれば、高単価な継続案件を受注しやすいです。そうなると、すぐに生活できるレベル、むしろ正社員時代よりも月収が上がるということも考えられます。
逆に実務経験のない状態から独立するのであれば、まずは実績作りを優先する気持ちで取り組むのがおすすめです。
独立したばかりであれば、珍しいことではありません。
プロフィールや提案文を見直したり、応募する案件の幅を広げたりしながら、まずは1件案件をとることを目標にしていきましょう。
募集要項に記載の条件を見て、マッチしている案件に応募するようにしてくださいね。
はい、問題ありません。未経験の方はクラウドソーシングで実績を作り、その後SNSや知人からの紹介など、仕事の幅を広げていくケースも多くあります。
まずはクラウドソーシングで小さく始めて、少しでも実績と収入を得ながら、気になる企業に直接問い合わせをしていくという方法もあります。
はい。子どもがお昼寝をしている時間や保育園に通っている時間などを活用し、少しずつ仕事を始めている方もいます。最初は無理のない仕事量から始めることが大切です。
まとめ
フリーランスとして活動を始めた最初の3ヶ月は、収入よりも「土台づくり」の期間です。
思うように仕事が取れなかったり、収入が少なかったりすると不安になることもありますが、それは決してあなただけではありません。大切なのは、焦って結果を求めることではなく、小さな経験や実績を一つずつ積み重ねていくことです。
案件を1件受けられた、評価をもらえた、応募に慣れてきた――そんな小さな成長も、フリーランスとして前に進んでいる証。
周りと比べすぎず、自分のペースで歩んでいけば大丈夫です。最初の3ヶ月は、これから長く働き続けるための大切な準備期間として、一歩ずつ経験を積み重ねていきましょう。

