「フリーランス1本でやっていけるか不安」
「安定収入も欲しいからアルバイトも検討中」
という悩みはありませんか?
実際、フリーの活動で足りない分をアルバイトでまかなっている方は多くいらっしゃいます。
アルバイトを掛け持ちすることは、安定収入を得ながらフリーランスとしてやりたいことをやるという、“賢い選択”といえます。
この記事では、掛け持ちする際に気を付けることやメリット・デメリットを解説していきます。
フリーランスとアルバイトの掛け持ちはOK!法的・実務的には問題なし!

結論からいうと、フリーランスとアルバイトの掛け持ちは可能です。実際に、収入が安定するまでの準備期間にアルバイトをしている人は少なくありません。
フリーランスは「完全出来高制」で波がある一方、アルバイトは基本的に「時給」で収入が保証されるので、両立すれば安心感を得られます。特に駆け出しの時期には、リスクを抑えつつ経験を積む働き方として有効です。
はじめはアルバイトメインでフリーランスの仕事や勉強を進めていき、少しずつ「アルバイトはあくまで不足分を補う分」として比重を変えていけるのが理想ですね。
ただし、フリーランスのほうの仕事が増えたからといって、アルバイトを急に辞めるというのはNGです。雇用主を困らせるような働き方は、避けましょう。
掛け持ちをする3つのメリット
フリーランスは収入が不安定になることも多いですが、万が一フリーランスの案件が途切れても、アルバイト収入で生活費をカバーできます。
掛け持ちをしていると収入がゼロになるということがなくなり、精神的な安心にもつながるでしょう。
新しい案件を探すときにも、収入源を担保した上で案件探しを進められるので、じっくりと自分に合う案件を探す余裕が持てるはずです。
フリーランスはひとり黙々と作業する機会が多いので孤独になりがち。クライアントとのやり取りはあるので、完全に個人戦になるというわけではないですが、それでも人と接する機会は減ることが多いです。
アルバイトを掛け持ちしていると、アルバイト先で人と関わることができ、刺激や気分転換になります。
もともとひとりの作業が苦ではない人がフリーランスに向いていますが、社会との接点がないと、新しい発見を仕入れる機会がなくなってしまいます。時代に置いてけぼりとなってしまうリスクもあるので、社会との接点はフリーランスにとってもプレスに働きます。
アルバイト内容によっては、接客・事務スキル・コミュニケーション力などが鍛えられ、それらはフリーランスの仕事にも活かせます。
コミュニケーション力は、どんな仕事でも役に立ちます。
フリーランスは人と接する機会が少なくなりがちですが、クライアントとのコミュニケーションは必ず発生します。質の高い仕事をこなすためには、意思疎通は必要不可欠です。
収入安定のためのアルバイトであっても、せっかく働くのであれば、スキルアップができる仕事が望ましいでしょう。
デメリット・注意点もあるので要チェック

デメリットとしては、労働時間が長くなりすぎる可能性があることが挙げられます。
働く時間が増えすぎて、「これならフリーランスはやめていいかも」となりモチベーションが低下したり、自分の自由時間がなくなってしまったりするリスクが考えられます。
休みなく働き続けると疲れが溜まり、どちらの仕事も中途半端になるリスクがあります。
またアルバイトの内容によっては、フリーランスの仕事に集中しにくくなる可能性もあるでしょう。
例えば時期によってアルバイト先が多忙になるなどがあると、その時期はフリーランスの活動をストップすることになるかもしれません。
体力的な負担がかかると、パフォーマンスが下がる原因になります。無理な掛け持ちは長続きしません。
両立できる内容のアルバイトを選ぶこと、スケジュール管理をしっかり行うことが非常に重要になります。
そして収入の金額によっては、税金や保険の手続きが複雑になることもあります。
手続きの漏れがないように注意が必要です。
税金・確定申告の扱いはどうなる?
フリーランスがアルバイトを掛け持ちする場合、「事業所得」と「給与所得」の両方が発生します。
アルバイト収入は会社側が源泉徴収を行うため、年末調整だけで完結するケースもありますが、フリーランスとして事業所得がある場合は原則として確定申告が必要です。
確定申告では、
フリーランスの売上 − 経費 = 事業所得
アルバイトの給与所得(源泉徴収票を使用)
この両方を合算して税額が計算されます。
また注意したいのが住民税です。所得が増えることで翌年の住民税が上がる可能性があります。特にアルバイト収入が増えると、想定以上に税負担が増えることもあるため、あらかじめシミュレーションしておくと安心です。
フリーランスと両立しやすいアルバイト・副業の例
フリーランスと両立がしやすいアルバイト・副業の一例を挙げます。
在宅でできる電話対応やチャットサポート業務は、移動時間がなく効率的です。時間固定・スクリプトありで、比較的こなしやすいでしょう。
シフト制で働けるケースも多く、本業との両立がしやすい仕事のひとつです。
特に、WebライターやWebマーケターなど、コミュニケーション力を活かせる職種の人には相性が良いでしょう。
週2〜3日、1日数時間から働ける飲食店やカフェなどは、スケジュール調整がしやすい仕事です。
本業の繁忙期に合わせてシフトを減らせる環境であれば、無理なく両立できます。
ただし体力を使う仕事でもあるため、デスクワーク中心のフリーランスとは相性が良い反面、疲労管理は重要です。また、欠員が出た際などに予期せず出勤が必要になる可能性もあります。
夜間や週末中心で働けるため、日中にフリーランス活動をしている人と相性が良い仕事です。
学歴や教養、専門知識があれば、高時給を狙える点も魅力です。
人に教える経験は、将来的にセミナーや講座ビジネスを考えている人にも役立ちます。
イベントスタッフや軽作業など、単発で働ける仕事も選択肢のひとつです。
「今月は収入が少ない」というタイミングで入れることができるため、収入調整がしやすいのが特徴です。
継続的な拘束がないため、フリーランスの活動を優先できます。
パソコンがあれば在宅で取り組めるため、フリーランスとの相性が良い仕事です。
作業内容は、顧客情報の入力、アンケート集計、商品情報の登録など比較的シンプルなものが中心です。
副収入にしやすく、タイピング力などを鍛えることができます。
運動不足解消にもなり、頭を休める時間として活用できます。
早朝や深夜帯の仕事になる可能性もあるので、その時間に働きたいという方にはピッタリです。
両立をうまくやるためのおすすめの働き方

フリーランスと両立する以上、自分の都合に合わせやすい仕事がおすすめです。
「自分の都合を優先する」というわけではなく、職場に迷惑がかからないようにするためにも、はじめから「自分の都合がつく働き方ができる」アルバイトを選びましょう。
例えば接客業であれば、ある程度曜日・時間が決まっていれば、スケジュールを調整しやすいですよね。
フリーランスのほうの仕事を第一優先で意識し、その上で両立ができる働き方をしましょう。
あくまで「フリーランスを伸ばす」ことが目的なので、アルバイトは補助的に。働きすぎないよう注意しましょう。
アルバイトの時間が増えてしまうと、フリーランスの案件が進まなくなるだけでなく、学習も滞ってしまうことになります。
アルバイトで疲れて帰ってきたあとに、フリーランスの仕事や学習が残っていたら、なかなかやる気にならないですよね。フリーランスの活動のためにアルバイトをしているのに、フリーランスのほうが進まなくなったら、本末転倒です。
どれくらいの時間であればアルバイトに割けられるか、リソースを確認してから始めるようにしてください。
収入面での安定を目的とするのであれば、自宅でできるアルバイトなら移動時間を節約でき、フリーランス業務と両立しやすくなります。データ入力やカスタマーサポートなど、探せばいくつかヒットするはずです。
フリーランスの仕事が在宅であり、気晴らしに外に出たいなどの目的がある場合でも、近場で探すのが無難だと思います。
通勤に時間がかかると、その分フリーランスの仕事に割ける時間が減ってしまいます。
まとめ
フリーランスとアルバイトの掛け持ちは「収入の安定」と「社会との接点確保」という大きなメリットがあります。一方で、時間配分や確定申告の手間といったデメリットもあるため、無理のない働き方を意識することが大切です。
「アルバイトで安心感を得つつ、フリーランスの比重を徐々に増やしていく」スタイルが、最も現実的でおすすめの掛け持ち方法といえるでしょう。

